IoT(Internet of Things)

[IoT(Internet of Things)とは]

 IoTとは、Internet of Things(モノのインターネット)の略称であり、様々なモノがインターネットに繋がっている状況を表現した言葉であるが、この言葉の意味は様々なモノがインターネットに繋がる、あるいは繋がっていることを活用して何か価値あるものを生み出す、ないし生み出されるツールとなるところに今日的意味が込められる。

 モノがインターネットに繋がることに関しては、今に始まったことではなく、今日その利用・活用が爆発的に拡大することで多種多様な情報が大量に収集・蓄積できるようになり、その情報を分析することで明らかになった特徴等が価値あるモノを創造してくれることが分かった。

 また、インターネットの利用が日常化し、有料サービスに対する抵抗感もなく必要なモノに対しては対価を支払うといった商取引が日常化するなかで、インターネットが特定のモノ・者に確実に繋がる特性が様々な分野で有効なことが分かった。

 こうしたインターネットの「繋がる」という特性が今日「IoT」ということばとして脚光を浴びている。



<匿名加工情報>
  •  企業等では日常の取引を通じて顧客情報を保有しているが、基本的にそうした情報に関しては「個人情報保護法」に基づき適切な管理義務が課せられており、個人の承諾なしにみだりに利用等が禁じられている。
  •   このため、そうした情報をビジネスとして活用するには、全ての個人から同意を得なければならず、ビッグデータビジネスに取り組もうとする事業者にとってハードルとなってくる。
  •  「IoT」が考え方の中核を成す第4次産業革命にとっては、そうしたハードルは克服すべき課題であり、その解決の手段として平成29年5月施行された個人情報保護法において「匿名加工情報制度」が導入された。
  •  これにより、個人情報を加工して誰の情報か分からないようにすれば、本人の同意がなくても外部に提供できるようになった。
  •  加工に当たって元になった個人情報を復元できないように加工すること、提供する情報が匿名加工情報であることを公表する義務があることなど一定のルールが定められており、そうしたルールに従うことで個人情報が活用できることとなった。


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