8.農業
足許で起きつつある変化
生産現場では高齢化、労働力不足が進む中、ロボット技術やICT等の技術開発・導入などの動きが活発化しつつあり、また生産現場に留まらず加工・物流・販売の連携を通じた、生産性の向上を図る動きがみられる。
今後の変革の方向性
ロボットや自動走行システム等の導入による省力化や、人工知能(ディープラーニング)等を活用することで生産現場の暗黙知の形式知化を通じた更なる生産性の向上が可能に。また、ICTの活用により、生産・加工・物流・販売の効果的・効率的な連携が可能に。その結果、生産・加工工程における自動管理の導入やトレーサビリティの確保を通じた高度な品質管理が実現し、世界的な「食市場」の獲得へ。また、販売実績等のデータの利活用等を通じ、多様な消費者ニーズ(嗜好・安全性・価格等)によりきめ細かく対応した農作物の提供が可能に。