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6.スマートハウス・スマートコミュニティ・エネルギー

足許で起きつつある変化

家庭内機器のIoT化により、機器の高付加価値化や機器とサービスの融合が進捗。また、電力使用量を見える化し、負荷の制御を一層きめ細かく行うことで、電力消費量の最適化を実現。こうした家庭内におけるIoTデバイス・住宅・再生可能エネルギーデバイス・電気自動車等の連携が進む。また、需要家の節電電力量を集約するアグリゲーターも登場。

 

今後の変革の方向性

地域の特性に応じて総合的なエネルギー受給管理を行うスマートコミュニティが実現し、IoTを活用して需要家側リソースを電力需給調整に活用するエネルギーリソースアグリゲーションがさらに展開。エネルギーデータにとどまらず、家庭内・コミュニティ内の様々なデータが機器やサービスの境界を超えて取得・利活用されることで多様なサービスが可能になる。これらの情報を統合的に集約するプラットフォームを抑えることで競争優位を築き、価値の太宗を握る事業者が出現する可能性も。

 

〈先進事例〉

◇スマートに暮らす/住宅とエネルギーマネジメントシステムの連携

ハウスメーカーは、住宅におけるHEMS普及の先導的な役割を担い、HEMSで取得したデータを活用した、「エネルギーの見える化」や「省エネサポート」等のサービスを提供。

建材・設備機器メーカーの中には、住生活全体の質の向上を図る観点から、住宅のIoT化の実験・検証に取り組む事業者も存在。

消費者の接点を持つハウスメーカーや建材・設備機器マーカーと異分野事業者との連携が進展する可能性。

HEMS関連

ヤフー:IoTプラットフォーム「My Things」

パナソニック、三菱電機:メーカー系HEMS

ハウスメーカー

大和ハウス:エネルギーの見える化

積水ハウス:省エネアドバイス

ミサワホーム:水道使用反応による帰宅通知

建材・設備機器メーカー

LIXIL:「住まいIoT」の実験・検証

エコーネットコンソーシアム

家電メーカーが中心となって構成されるエコネッコンソーシアムにおいて、HEMSと機器の間の標準的な通信規格である、「ECHONET-Lite」を策定。

異なるメーカーの機器がHEMSと相互に接続する状況を想定して、機器間の相互接続性を担保するための取組を推進。

ECHONET-Liteは、エアコンや蓄電池を含む100種類以上に対応し、21種類・20社より対応製品が販売されている。

 

*《home energy management system》

家庭における電力の消費と発電・蓄電設備をリアルタイムで統合的に管理し、快適さを保ちつつ節電を行う設備。家庭内の分電盤などにセンサーを取りつけ、どの部屋でどれだけの電力が使われているかを画面に表示することで、利用者の節電意識が高まる効果があるとされる。

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